なぜ、仕事や課題が予定通りに終わらないのか?【計画の錯誤】

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【質問】仕事や課題がいつも予定通りに終わりません。なぜでしょうか?

仕事や課題がいつも予定通りに終わりません。なんとかしたいのですが、どうしたら良いでしょうか。

【回答】単純に、計画の見込みが甘いからです。

予定を立てる際の見込みが甘いことが原因です。人間の特性として、計画を立てる際に楽観的な計画を立てる傾向があり、「計画の錯誤」と呼ばれています。

仕事や課題がいつも予定通りに終わらない理由を認知科学的に考える

仕事や課題は、大体予定通りには終わりませんよね。

なぜでしょうか?仕事ができないからでしょうか?勉強ができないからでしょうか?

予定通りに終わらない理由、それは、見込みが甘いからです。楽観的に予想をする傾向のことを、「計画の錯誤」と言います。

計画の錯誤とは

計画の錯誤とは、仕事や課題を行う際の作業にかかる時間の見積りを行う際に、実際にかかる時間よりも短く見積もってしまう傾向のことです。人間は、かなり楽観的な見積もりを行う傾向があります。

作業時間の予測を行う際に、タスクを積み上げて作業時間を見積ることが多いと思いますが、この方法は「内部情報に基づくアプローチ」と呼ばれ、計画の錯誤の要因となっています。

計画の錯誤の影響を取り除くためには、過去の類似ケースをもとに見積もりを行う「外部情報によるアプローチ」による見積もりを行うことが必要です。

計画の錯誤への対処法

計画の錯誤に陥らないために、計画を立てるときは「外部情報によるアプローチ」を行う必要があります。

仕事を行うときに、予想に反して急に仕事が進んだ経験、ありますか?逆に、予想に反して仕事が全く進まなかった経験、ありませんか?不測の事態は基本的に仕事を遅らせる方向に働きます。

不測の事態を予測できれば、「内部情報によるアプローチ」でも適切な予想が可能になるかもしれませんが、予想ができないからこそ「不測の事態」と言われているのです。それが予測できれば苦労はしません。

「外部情報によるアプローチ」を行うことが、不測の事態を計画に盛り込む唯一の方法と言えるかもしません。

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