目次
こんな方におススメです
・ロルフ・ドベリ氏の「think」シリーズが好きな方
・認知バイアスの応用について考えたい方
・よりよい選択をするための思考法を知りたい方
本書の概要
本書は「思考の落とし穴に陥らないためのリスト」が記載されている本です。「思考の落とし穴」とは、「合理的に考えたり、論理的で理性的な行動をとろうとするときに、一定の法則にしたがって陥る推論の誤りのこと」と説明されています。
作者は本書について、「本書を読んだからといって、すべてがうまくいくようになるわけではない。だが少なくとも、自ら招く恐れのある大きな災いに対する保険ぐらいにはなるだろう。」と説明しています。
本書で紹介されている認知バイアス
- 現在バイアス
- フレーミング効果
- 確証バイアス
- 返報性の原理
- 生存者バイアス
- サンクコスト
- アンカリング効果
- 利用可能性ヒューリスティック
- 後知恵バイアス
- 平均への回帰
- 損失回避性
- ハロー効果
- 自己奉仕バイアス
- 保有効果
私が本書で学んだこと
認知バイアスの活用法を考えることの重要性
本書は、「なぜ○○すると○○してしまうのか?」といった形で、52個の「思考の落とし穴」について紹介・問題提起しています。
世の中には様々な認知バイアスがあり、それらは検索して調べればある程度はわかります。たくさんの認知バイアスを知ることで、とても賢くなった気持ちになることができます。しかし、それだけでは不十分です。大切なことは、知った知識をどのような形で実生活に活かしていくことができるかです。
本書は、認知バイアスを元に様々な「思考の落とし穴」を紹介しています。本書を読み、認知バイアスの応用の重要性について気づくことができました。