ギャンブラーの誤謬とは【次こそは「表」が出る】

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ギャンブラーの錯誤とは

独立した事象の生起確率に、それ以前のパターンが影響すると考えてしまうことです。

例えば、コイン投げで裏表を当てる時に、「裏」が複数回続いた場合に、次は「表」が出ると予想しやすくなる現象です。

本来、コインの裏表はランダムであり、過去に何が出たかは関係ありません。

ギャンブラーの誤謬の例

選択問題の回答

テストの選択問題で同じ数字の回答が続くと、不安な気持ちになりませんか?

私は「こんなに同じ数字が続くはずがない」と不安になります。

しかし、これはギャンブラーの誤謬と言えます。

テストの選択問題の回答の番号は、ランダムであるはずです。

問題の作成者が人間だった場合は、同じ番号が続くことを嫌い、意図的に連続番号を避けた可能性がありますが、今はコンピューターを使って問題を作成することがよくあります。その場合は、同じ番号が続くかどうかは確率論であり、人間が想像するよりも多くなります。

ギャンブル全般

ギャンブル全般で「ギャンブラーの誤謬」が発生しやすいシチュエーションがあります。

「ここまで外れ続けているから、そろそろ当たるだろう」

「これまで本命ばかりだから、そろそろ本命以外が来るだろう」

これらの発想は、ギャンブラーの誤謬の罠に見事にハマっています。

ギャンブラーの誤謬と上手に付き合うために

ギャンブラーの誤謬と上手に付き合うために認識しておくべきことは2つあります。

まず1つ目は、「この事象はランダムか?過去の影響を受けるか?」をしっかりと見極めるということです。ランダムであれば、物事の発生確率はランダムです。今までがどうだったかは関係ありません。

そして2つ目は、「人間は確率の計算が苦手」ということを理解しておくことです。人間は直感的に行う確率の見積もりは、かなりいい加減です。

例えば、コインを5回投げて

「裏裏裏裏裏」

「裏表裏裏表」

と出る確率は、どちらが高いでしょうか?

答えは、同じです。

コインの裏表はランダムであり、全てのパターンが同じ確率で出現します。

「裏が続くことが珍しい」と感じるのは勘違いであり、人間の直感的な確率計算がどれほどいい加減かのわかりやすい例だと思います。

「ランダムかどうか」「人間は確率の計算が苦手」という2点を確認・理解していれば、ギャンブラーの誤謬の罠にハマる可能性は低くなります。

ギャンブラーの誤謬の参考文献

 ⇒情報を正しく選択するための認知バイアス辞典【参考文献紹介】

 ⇒認知バイアス見るだけノート【参考文献紹介】

 ⇒有斐閣 現代心理学辞典【参考文献紹介】

 ⇒think right【参考文献紹介】

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