エンダウド・プログレス効果【進捗が見えるとやる気が出る】

目次

エンダウド・プログレス効果とは

エンダウド・プログレス効果とは、ゴールに向かって少しでも前進したと感じると、モチベーションが高まり、続けたくなる傾向のことです。

エンダウド・プログレス効果の実例

ポイントカード

様々なお店で「ポイントカード」ってありますよね。

「○○円お買い上げ毎にスタンプ1つ」

「スタンプ10個で○○サービス!」

「スタンプ30個で○○プレゼント!!」

みたいなやつです。

これらのような「ポイントカード」は「エンダウド・プログレス効果」を活用した仕組みです。

ポイントが貯まる毎に目標に近づいているように感じることにより、「頑張ってポイントを貯めよう」という動機につながります。

歩行者信号の待ち時間表示

歩行者信号で待ち時間が見えるタイプがありますよね。

待ち時間が見えると、安心して待てますよね。

待ち時間表示がないと、

「押しボタンあったかな?」

「今、信号無視して渡っても大丈夫かな?」

という気持ちが出てきてしまいますよね。

なぜ、待ち時間が見えると、安心して待てるのでしょうか?

それは、「エンダウド・プログレス効果」によるものです。

「エンダウド・プログレス効果」により、待つという行動の進捗が見えることで、モチベーションが高まり、待ち続けることができるようになります。

お店の「現在○○分待ちです」

人気があるお店や施設で

「現在○○分待ちです」

という表示をしてくれていることがありますよね。

あれを見ることで、待つかどうかの判断ができますし、目安がわかることで待つことのストレスが軽減できます。

これも「エンダウド・プログレス効果」によるものと言えます。

待ち時間がわかることでゴールまでのイメージができます。

待ち時間がわからないと、ゴールがわからないため、進捗が分かりません。

30分待ちと言われていれば、10分待った時点で「あと20分待てば良い」というのが分かります。

進捗がわかるとやる気が出るのが「エンダウド・プログレス効果」です。

夏休みのラジオ体操

子供の頃に夏休みのラジオ体操、ありましたよね。

体操に参加するとカードのシールを貼ってもらうことができて、とても嬉しくて、ラジオ体操に行く動機になっていました。

今振り返ると、「カードにシールを貼るとやる気が出る」という仕組みは、エンダウト・プログレス効果によるものだったとわかります。

この記事を書いているときに気づきましたが、私は今、朝のテレビ体操をやっています。眠たい時もやる気が出ない時もありますが、一生懸命頑張っていますが…カードにシールを貼るとやる気が出るかもしれませんね。やってみようと思います!

グラフ

エンダウトプログレス効果を活用する方法の1つとして、グラフの活用があります。右肩上がりのグラフを見ると、順調に進んでいる印象を受けますよね。エンダウト・プログレス効果を有効に活用するためには、「累計の棒グラフ」や「累計のグラフ」など、累計を使うことで右肩上がりのグラフを作成することができます。

右肩上がりのグラフを作成することによって、成長や実績を意識できるようになり、モチベーションのアップにつながります。

エンダウド・プログレス効果と上手に付き合うために

エンダウド・プログレス効果を上手に活用するためには、進捗の見える化を図ることが大切です。

「ゴールまで後〇〇」

「現在〇〇継続中」

「累計〇〇達成」

このような形で、ゴールまでの距離や、今までの進捗をわかりやすく表示することで、エンダウド・プログレス効果によるモチベーションをアップすることができます。

エンダウド・プログレス効果を上手に活用するためのキーワードは以下の通りです。

  • 進捗の見える化
  • ゴールまでの道筋の見える化
  • とにかく数える
  • なんでも記録に残す
  • 右肩上がりの累計グラフ

参考文献

 ⇒トリガー 人を動かす行動経済学26の切り口【参考文献紹介】

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