目次
こんな人におススメです
- 行動分析学を実務で活かしたい人
- 人と接する仕事をしていて、そこで行動分析学を生かしたい人
- 応用行動分析学の活用事例を多く知りたい人
本書の概要
本書は「ヒューマンサービスを改善する行動科学」というサブタイトルのとおり、「ヒューマンサービス」に業務として従事している方に対して、応用分析学の理論や活用方法について記載しています。「ヒューマンサービス」とは「人の行動変容を担う仕事や役割」と定義しており、教育や福祉、医療や看護、学校の教員やスポーツのインストラクター、企業研修の講師なども含めた、幅広い方を対象としてします。
本書は1部〜4部で構成されています。
第1部:応用行動分析学の誕生と発展
応用行動分析学の概要について記載されています。応用行動分析学の成り立ちや「応用行動分析学の7大原則」の説明があります。ちなみに、応用行動分析学の7大原則は以下の7つです。
- 応用的であること
- 行動的であること
- 分析的であること
- 技術的であること
- 系統的であること
- 効果的であること
- 般化促進的であること
第2部:応用行動分析学の研究法
応用行動分析学を用いて分析を行う際の手法について解説されています。「インターバル記録法」と「タイムサンプリング法」についての解説や「ABA法」などの説明があります。
第3部:行動の諸法則
「行動の定義」や「行動随伴性」といった行動分析学のコアとなる概念の説明から始まり、「オペラント条件づけ」「レスポンデント条件づけ」「強化スケジュール」「選択行動」「ルール支配行動」などの解説が記載されています。
第4部:科学的根拠に基づいた実践プログラム
応用行動分析学の様々な応用事例について紹介されています。「チンパンジーの宇宙飛行」「ネズミによる地雷撤去」「小学校での校風の改善」「万引き対策」「合気道のコーチング」「乳がん対策」「職場の安全確保」などの事例について紹介があります。