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バンドワゴン効果とは
バンドワゴン効果とは、元々興味がなかったものでも、人気があると分かると興味が出る傾向です。
バンドワゴン効果はアメリカの経済学者であるライベンスタインにより提唱された概念です。
バンドワゴン効果の例
行列を見ると興味が出る
人気のあるお店や限定発売などで、行列ができることありますよね。あの行列を見ると、「そんなにいいものなのかな?」「そんなに人気があるのかな?」と考えてしまいます。その発想が「バンドワゴン効果」です。
元々興味がなかったにも関わらず、行列を見ることで興味を持っていると言えます。
顧客満足度No.1
携帯のCMなどで「顧客満足度no.1」という言葉がよく使われますが、これもバンドワゴン効果を狙ったものと言えます。「顧客満足度No.1」というフレーズにより、元々興味がなかったとしても「No.1なら良いかも」と考えてしまいます。これは「顧客満足度No.1」だけではなく、様々な「No.1」も同じ狙いがあります。
今、売れています!
テレビCMや店舗の看板、チラシなどで「今、売れています!」というフレーズをよく聞きますが、これもバンドワゴン効果を狙ったものと言えます。「今、売れています!」というフレーズは「人気がありますよ」というメッセージになり、バンドワゴン効果が発揮されます。
バンドワゴン効果と上手に付き合うために
バンドワゴン効果と上手に付き合うために、「なぜそれを欲しいのか?」ということをしっかりと考える癖を身につけることが有効です。「人気があるから欲しい」という発想になっているとしたら、それはバンドワゴン効果による認知バイアスだと言えます。
「人気がある」ということは、何からの良い点があるはずです。「味がおいしい」「素晴らしい機能がある」「デザインが魅力的」など、人気がある理由を考えてみてください。